入れ歯を使う平均年齢は何歳くらい?

入れ歯を使用することになる平均年齢は何歳くらいなのでしょうか。
これには、自分の歯を喪失するのが何歳くらいからなのかというデータが必要ですね。
人間が本来持っている歯の本数は、親知らずを除いて28本です。
親知らずは生えて来ない人も増えていますし、噛む力にはさほど影響がないので、必須の数には入りません。
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、2011年に行われた全国調査では、一人あたりの歯を失っている本数は、45歳以下では1本に満たない数値になっています。
つまり、45歳以下で入れ歯になる人は現代では少ないということになりますね。
1本を超えるのは45歳以降で、だいたい5歳ごとに倍増して行くのがわかります。
結果、統計的に見れば、初めて部分入れ歯を必要とする平均年齢は45歳から49歳くらいということになりそうです。

実はこの調査は定期的に行われているのですが、5年前に比べてこの数値はかなり改善されています。
日本人は総じて良い方向へ向かっていることがわかりますね。
ただやはり年齢と共に自前の歯を多く失う人は増加して、60代になると2割以上の人が部分入れ歯や総入れ歯を必要とするようになり、後期高齢者になると約4割近い人が総入れ歯を使用されています。
歯にも寿命がありますので致し方ない部分はありますが、努力によって改善が認められるようになったわけですから、天然の歯を残すために毎日のケアは欠かさないようにしましょう。

ところでこのような日本の状況は、欧米諸国と比べてどれくらいの差があるのか興味がありますよね?
WHOの指標を元に比較してみると、日本はなかなか良好な状態だということがわかります。
特に65歳を超える人で、自前の歯を失ってしまっている人の割合を見ると、アメリカが26%に上るのに対して日本は7.1%となっています。
日本は長寿国で有名ですが、せっかく長く生きるのですから、いつまでもしっかりした歯で美味しいものを食べて、楽しくおしゃべりしたり、スポーツを楽しんだりしたいですよね。

ただ、こうした平均的なデータを見て、必要以上に不安になったりショックを受けたりする必要はありません。
実際には口の中の状態はお一人おひとりまったく違いますし、生活の条件もまったく違います。
例え人や平均と比べて若い年代で歯を失ってしまうことがあるとしても、前向きに対処することで生活の質を落とさないことは可能なのです。
もちろんまったくケアもせずに虫歯や歯周病を放置していて歯を失ってしまうのはいけませんが、入れ歯というツールに対して悲観的になり過ぎるのもいけませんよ。