入れ歯の種類

今回は入れ歯の種類についてご紹介しましょう。

大きく分けると保険診療と自由診療とがありますが、まずは保険診療のメリットデメリットについてです。
保険診療では、健康保険の適用が受けられる入れ歯しか作れません。
もちろん治療費の負担が3割で済むというのがメリットです。
ただその他の点については、残念ながらどこをどう考えてもデメリットしか思い浮かばないのが悲しいところです。
一定の品質が決まっていますので、どこの歯科医院でも同じレベルの入れ歯にはなるでしょう。
ただ、そのためにせっかく進歩した現代の入れ歯の技術をまったく使わず、不満しか残らない入れ歯を作ることになるのであれば、どうしても費用以外のメリットを見出すことが出来ません。

保険診療での入れ歯の製作工程は、たったの「23」、自由診療であれば少なくとも「52」の工程を持っているにも関わらず、これでは最低限、「口に入れて使える」という程度の入れ歯しか作れないのは、残念な事実と言わざるを得ません。

一方、自由診療ではある意味制限はありませんから、機能も美しさも兼ね備えた精度の高い入れ歯を作ることが出来るのがメリットです。
当然ながら、手をかける分費用がかかるのがデメリット。
でも装着感も見た目の美しさも申し分ない上に、安定性が高くメンテナンスさえすれば一生使える入れ歯になるのも事実です。
不満足なものを何度も作り直すことを考えれば、1回で完璧な入れ歯を作ったほうが良いと言えるでしょう。
もちろん予算の範囲はありますので、とにかくお金をかければ良いというわけではありませんが。

自由診療の入れ歯の良い点は、人口の歯の部分が本来の歯の色や形に最も合うように用意出来る点です。
また、歯茎の部分には汚れが付きにくく、装着感が非常に高いことも利点です。

入れ歯を支える義歯床という部分は、最新のものでは非常に薄い金属で、こまかな穴が無数に開けられたメッシュ状のものがあります。
上あごに付ける場合にはこの床を使うことで、食べたものや飲んだものの温度や風味をそのまま感じることが出来ます。
そして、残っている歯を支柱に使う場合にも、その歯にかかる負担を極力軽くすることで、天然の歯を長く守ることも出来る工夫があります。

多少入れ歯の寿命が短くなるデメリットはありますが、バネを無くしたノンクラスプデンチャーなどは、口を開けてもバネが目立ちにくく付けていることがほとんどわかりません。
人前に出る機会の多い人であれば、是非気に入っていただけると思いますよ。