妊娠中でも入れ歯が作れますか?
妊娠中の歯の治療について
今や入れ歯は高齢者だけのものではなくなってきました。20代から40代でも入れ歯を作る人が年々増えてきています。歯を失うのは加齢だけではなく、虫歯や歯周病などが原因だからです。また、インプラントやブリッジに代替する、違和感が少なく自然の歯に近い、クオリティの高い入れ歯が近年登場してきたのも理由の1つかもしれませんね。いずれにしても、定期的なメンテナンスをして、虫歯や歯周病の早期発見を心がけ、なるべく自分の歯を長く持ち続けたいですよね。
ところで、妊娠中でも入れ歯が作れるかどうかは、体調しだいです。子供が産まれてしばらくは目が離せないですし、時間も作れないため、お母さんは歯の治療どころではなくなってしまいます。歯のメンテナンスや虫歯治療はできる限り妊娠中期くらいまでに完成しておくのが理想的ですね。後期に近づくと上向きで寝たままで治療するのも、だんだんと辛くなってきてしまうため、大変です。でももし、歯を失ってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
妊娠中に歯が抜けてしまったらどうする?
妊娠中に歯を失ってしまったとしても、インプラント治療は推奨されていません。大きな外科的手術が必要で、治療に長期間かかってしまう治療となるため、母体にも胎児にもかなりの負担がかかってしまいます。そこでおすすめは、入れ歯です。しかも注目は、自由診療で作る、オーダーメイドの入れ歯です。費用的にはインプラントよりも少ない予算で作ることが可能な上に、母体や胎児への負担が極力少なく抑えられます。入れ歯だと違和感があったり、自然な食感が失われたりなどの不安があるかと思いますが、それは保険適用での入れ歯を作る際の話しです。
今や入れ歯は入れ歯専門歯科医と一緒にオーダーメイドで、一生ものを作る時代です。自分の歯や歯茎に合わせた色や形、また高い装着感によって、見た目の美しさと今までとほぼ変わらない食感を得られます。また、ケアも簡単なので、赤ちゃんが産まれてからも、手入れに時間を取られることがないのも嬉しいですよね。ただし継続的なメンテンナンスが必要となってくるため、定期的に歯科医に通わなければなりません。医師に妊娠中である旨を伝え、適切なスケジュールを組み、無理のない範囲で治療していきましょう。もし妊娠中に、インプラントを作りたいけれど断られてしまったり、歯が抜けてしまって困っているようでしたら、一度入れ歯専門医に相談してみませんか?