入れ歯の値段は保険かどうかで大きく変わります
入れ歯は大事な体の一部であり、食事を摂るという、生きて行く上で最も大事な行為に欠かせない咀嚼という役割を持った臓器です。
入れ歯を作られる方がお値段が気になるのは当然のことではありますが、どういう入れ歯を作るべきかを考える前に、とにかくお値段ばかりを追いかけるのは、ちょっと待って下さいね。
どうしても予算が難しいようであれば保険診療の入れ歯を作るという手段ももちろんあります。
ただ、その入れ歯が本当に使える状態に仕上がらなければ、例え安く抑えられたとしても、丸々無駄になってしまう可能性があることも頭に入れておかなければいけません。
入れ歯の費用で不安な方のために、当院のサイトでは料金表や費用例を掲載しています。
お一人おひとりの状態によって条件は変わりますので、必ずそのお値段になるというわけではありませんが、どうぞ参考になさって下さい。
何よりどんな内容なのかを納得されるのが一番でしょう。
入れ歯の値段がどういう内訳になっているのか、入れ歯の構造を理解されるのが早いと思います。
簡単な入れ歯の造りをご説明しますと、土台+コバルトやチタン、ゴールドやメッシュなどの金属床を乗せたものが基本となり、これに審美仕上げやクッション仕上げなどのオプションの有無を決めて仕様を決めます。
入れ歯は自分の顔の一部になるものですから、落ち着いてゆっくりお考えになると、細かい部分でご希望がいろいろ出て来ると思います。
必要最低限の要素だけで組み立てることも出来ますし、ご要望を加えることも出来ます。
当院ではよく入れ歯はオーダーメイドスーツだと言っていますが、お口の中に入れて使うものなのですから、ご要望に沿うものを作るのは至極当然のことです。
当院では自由診療をお勧めしていますが、どうしても保険診療の手順だけでは、良い入れ歯は作れないことが明白だからです。
経済的な負担は増えてしまうのですが、それでも専門家が必要な手間暇をかけて入れ歯を作り上げなければ、入れ歯というツールの存在意義がないと考えるからです。
それほどに、出来たものには大きな差があることを、是非知っていただきたいと思います。
ご予算の面では、医療費控除の制度についても計算に入れられることをお勧めします。
医療費控除は、自分や扶養家族にかかった医療費のうち、年間10万円以上かかった場合、年末調整や還付申請により、支払った所得税の一部が払い戻される仕組みです。
自由診療の入れ歯も対象となりますので、その点も併せてご検討下さい。