コーヌス・テレスコープ
(ドイツ式入れ歯)


目次

まるで自分の歯!24時間装着できる「テレスコープ義歯」とは?

「まるで自分の歯のような感覚」
「24時間、付けたままでもつらくない」
「入れ歯なのに食感がある」
「バネがなくて見た目がきれい」

こんな素晴らしい入れ歯があったら欲しいと思いませんか?
あなたのご希望を「テレスコープ義歯」なら叶えられるかもしれません。

テレスコープ義歯とは、入れ歯の先進国ドイツで生まれたバネを使わない画期的な入れ歯システムです。
見た目が良いのはもちろん、バネを使わずに残っている歯で入れ歯を支えるため、歯を失ったところで噛んだ感覚を残っている歯で感じ取ることができます。

テレスコープ義歯のメリット・デメリットと種類を詳しく解説いたしますので、入れ歯選びの参考になさってください。

こんなお悩みありませんか?

  • 残りの歯を活かして歯の機能を回復したい
  • しっかりと噛める入れ歯にしたい
  • 金属のバネがない入れ歯にしたい
  • 異物感の少ない入れ歯にしたい
  • 残っている歯を守れる入れ歯が欲しい
  • 自分の歯のように噛める入れ歯が理想

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はこんな方におすすめ

おかきを食べている女性

テレスコープ義歯は、「入れ歯でしっかりと噛みたい方」「入れ歯のバネが気になっている方」におすすめです。

テレスコープ義歯は、付け外しのできるブリッジのような入れ歯です。
健康な歯をブリッジのような形の入れ歯でつなぎ、残った歯全体でしっかりと入れ歯を支えるため、入れ歯がズレたり浮いたりせずにしっかり噛むことができます。

もちろん、金属のバネを使わないので、装着時の見た目も良いです。
また、歯に固定するブリッジとは異なり、外して洗えるので清潔です。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のメリット

歯を見ている男性

テレスコープ義歯には、以下のような5つのメリットがあります。

・よく噛める
・見た目がきれい
・残っている歯も守る
・お口の状態に合わせて柔軟に対応できる
・歯がなくなったときに簡単な修理でそのまま使い続けられる

このようなメリットが得られる秘密は、歯科治療先進国であるドイツの高品質な素材と、精密な入れ歯設計システムです。
テレスコープ義歯が生まれた1886年から現在も改良が続いており、国際的にもお口に馴染みやすい入れ歯として高い評価を得ています。

よく噛める

食事をしている女性

歯に被せた台形の内冠に、入れ歯の裏側に付けた外冠をピッタリと合わせる二重構造になっているため、入れ歯がしっかりと固定されます。
通常の入れ歯は、噛んだときの力が入れ歯に6割、バネをかけた歯に4割かかるので、不自然な噛み心地になりやすいです。
しかし、テレスコープ義歯は残っている歯全体で噛む力を受け止めるので、天然の歯に近い噛み心地でしっかりと噛めます。

見た目がきれい

一般的な入れ歯は、歯に金属のバネをかけてお口の中に固定します。
金属のバネは歯の根元をぐるりと囲むように付けられるため、歯の表側からもバネが見えて目立ってしまいます。

一方、テレスコープ義歯は、入れ歯の内側に付けた外冠と残っている歯の内冠で固定するため、バネが必要ありません。
歯の表側にはまったく金属のパーツがないため、見た目が自然できれいです。

残っている歯も守る

治療をしている様子

バネで固定する入れ歯は、噛んだときに固定源となる歯を揺さぶるような力がかかります。
歯を揺さぶる力は、歯に重い負担をかけて、入れ歯以外の歯をダメにしてしまうことがあります。
テレスコープ義歯は、噛んだときに歯を揺さぶる力がかからない設計のため、入れ歯を支える歯に与える影響が少ないです。

また、インプラントのように外科手術をしなくていいので、手術によるお口や身体への負担もありません。

お口の状態に合わせて柔軟に対応できる

一般的な入れ歯は、支えとなる歯に虫歯や歯周病があると使用できないものが多くあります。
一方、テレスコープ義歯は、残っている歯に被せ物をしてから入れ歯を装着するため、あらゆるお口の状態をカバーできます。

テレスコープ義歯を使い始めてから新たに歯を失った場合でも、入れ歯の歯の本数を部分的に増やしたり総義歯にしたりして、形を変えながら長く使用できることが多いです。

歯がなくなったときに簡単な修理でそのまま使い続けられる

入れ歯を修理している様子

入れ歯を使い始めてから残っている歯がダメになってしまったときは、入れ歯の形が大きく変わるので、基本的に新しく作り直す必要があります。

しかし、テレスコープ義歯なら最初にお口全体の様子を確認し、残っている歯の保護や治療を行ってから精密に作製するので、簡単な修理を行うだけで使い続けることが多いです。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のデメリット

歯科医院の様子

テレスコープ義歯には、以下の3つのデメリットがあります。

・対応できる歯科医院が少ない
・土台となる歯に被せ物をしなくてはいけない
・歯根破折をする場合がある

このようなデメリットが生じる理由は、テレスコープ義歯を装着するためには、残っている歯を大きく加工する必要があるからです。
テレスコープ義歯は、歯を加工して入れ歯の固定源にすることで、残っている歯を守る効果が期待できます。
しかし、残っている健康な歯に手を加えたくない方には、テレスコープ義歯は向いていないでしょう。

対応できる歯科医院が少ない

入れ歯を修理している様子

テレスコープ義歯は、茶筒のように内冠と外冠がピッタリと合うように、歯の被せ物と入れ歯を作らなくてはいけません。
そのため、被せ物が入るように調整する歯科医師の高度な技術や知識はもちろん、経験豊富で腕の良い歯科技工士との連携も必要です。
この条件を満たすことのできる歯科医院は非常に少ないため、必然的に対応できる歯科医院も少ないのが実情です。

土台となる歯に被せ物をしなくてはいけない

テレスコープ義歯を入れるためには、土台となる歯の角度が並行になるように削り、被せ物をしなくてはいけません。
歯の状態によっては削らない場合もありますが、基本的には土台となる歯を削ることになります。

歯根破折をする場合がある

歯根破折をしている画像

歯の神経を抜いた歯は、脆くなって割れやすい傾向があります。
テレスコープ義歯は残っている歯で入れ歯を支えるため、歯にかかる力は大きく、歯にかかる負担のバランスが崩れてしまい、歯の根が割れてしまうことがあります。これを、歯根破折といいます。

ただ、これは普通の保険、保険外の歯でも起こる事があります。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)と保険入れ歯の違い

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)

費用面

保険適用外のため、約50〜170万円ほどの費用がかかります。

技術面

精密な設計通りに歯の形や入れ歯を作る必要があるため、高度な技術が求められます。

素材面

テレスコープ義歯は歯に被せる内冠に金属、入れ歯の部分は金属とセラミックなどでできています。
24時間装着できるほど快適な素材です。

寿命

修理しながら使えるため、保険適用の入れ歯よりも長持ちしやすいです。

保険の入れ歯

費用面

保険適用のため、1床 約1.5万円で作製できます。(保険適用3割負担の場合)

技術面

仕上がりは歯科医師や歯科技工士の技術によって左右されますが、テレスコープ義歯ほど精密なものを作る技術は要求されません。

素材面

レジンというプラスチックでできています。
臭いや汚れがつきやすく、割れやすい傾向があります。

保険の入れ歯とは

部分入れ歯の場合は金属のバネが付いており、残っている歯を横にゆすって引き抜くような力をかける構造です。
残念ながら、保険適用外の入れ歯と比べて劣化が早く、性能としては必要最低限の機能しかありません。

 

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類と費用

コーヌス・テレスコープ 精密に作られた被せ物(内冠)の上を覆うように、入れ歯をはめ込むタイプです。

バネやマグネットなどのアタッチメントはなく、茶筒の蓋が本体と噛み合う仕組みで固定されます。
スーッと入れ歯が歯に固定されて、慣れると自分の歯と一体化したような感覚で噛むことができます。
リーゲルテレスコープ 入れ歯の内側に、自分の歯と入れ歯をつなぐロックが付いているタイプです。
ロックはかんぬきのような形をしており、簡単に付け外しできて、歯の表からも見えません。
入れ歯の後ろに奥歯がない症例に用いられる、テレスコープ義歯です。
レジリエンツテレスコープ ほかの種類のテレスコープ義歯よりも、噛んだときに歯茎にかかる負担の比重が多くなるように設計されており、残っている歯にかかる負担が少ないです。
残っている歯の本数が3〜4本と少ない場合でも、テレスコープ義歯を適用できます。

よくある質問

治療期間はどれくらいかかりますか?

約3〜6ヶ月が目安です。この間の通院回数は、土台となっている歯の状態(虫歯・歯周病)によって変わってきます。
テレスコープ義歯は製作に細やかな工程が多いため時間がかかりますが、入れ歯ができるまでは仮の入れ歯を使用しますのでご安心ください。

耐久性はどれくらいですか?

定期的なメンテナンスや調整を行えば、10年以上使えるくらいの耐久性があります。
中には20年以上使用しているという症例もあり、耐久性はかなり高いといえます。

破損してしまった場合修理は可能ですか?

はい。1〜2本くらいの範囲の破損であれば、歯の本数を増やしたり、歯茎部分にあたる床を付け加えたりして、修理できることが多いです。
歯が抜けてしまった場合は、内冠が入る穴をうめるだけなので、即日対応も可能な場合があります。

食後は毎回洗浄するべきなのでしょうか?

毎食後の歯磨きが推奨されているように、入れ歯も毎食後に洗浄するのが望ましいです。
最低でも1日1回は洗浄剤を使っていただくことで、入れ歯を清潔に長く使えます。

入れ歯の保存方法(手入れの仕方)を教えてください

入れ歯のお手入れや保存方法は、種類によって異なります。
テレスコープ義歯の場合は、洗浄剤の前に歯ブラシで軽くこすります。
内冠をはめる穴の部分はワンタフトブラシのような小さい歯ブラシで磨くのがおすすめです。

使用できる期間はどれくらいですか?

保険適用の入れ歯は3〜5年ほどといわれていますが、テレスコープ義歯は10年以上使用できることが多いです。
変化するお口の状態に合わせて修理することもできるので、使用できる期間は長めです。

装着したまま寝ることはできますか?

歯磨きや入れ歯の洗浄が終わったら、お口にはめてそのまま寝ていただけます。
テレスコープ義歯は、慣れると自分の歯のような感覚で装着できるので、24時間装着可能です。

あなたに合う入れ歯は別にあるかも?

くろさき歯科ではあなたに合う入れ歯を数十種類からご提案いたします。

当院では、入れ歯を作る前に約1時間のカウンセリングとお口の検査を行います。
さらに、できるだけ作り直す必要のない入れ歯を作るために、「希望する入れ歯が本当に患者様に合っているのか」という観点からも診察を行います。

入れ歯には数十もの種類があり、素材やパーツによって、装着時の快適性や見た目の美しさが違います。
今回ご紹介したテレスコープ義歯は、性能・見た目ともに素晴らしい入れ歯ではありますが、患者様のお口の状況やライフスタイルによっては別の入れ歯の方が合っている可能性もございます。

十分にお話しを伺い、お口の中を検査したうえでいくつかのご提案をさせていただきますので、もっと快適な入れ歯をご希望の方はご相談ください。