医療費控除を有効に使うためのポイント

医療費控除を有効に使う

医療費控除とは年間10万円を超える医療費は控除される制度です。限度額は200万円ですよ。税金はその年の収入に対して税率をかけて算出されます。その時に子供がいれば扶養控除や生命保険などをかけていると一定の控除が受けることができますよ。医療費についても控除を受けることができるのです。その対象になるのは、医師による治療や薬剤費、検査費用などです。薬剤については医師の処方によるものです。個人で購入する栄養ドリンクなどは対象にならないんです。また、病院に行くときの交通費も医療費控除になりますよ。
公共機関であるバスや電車などの料金が医療費控除になり、一部バスや電車での移動が困難な時は、タクシー代もその対象になることがありますよ。自家用車のガソリン代などは医療費控除が適応されないので、気を付けてくださいね。
また、出産であれば、分娩入院費用、妊婦の自己検診は医療費控除の適応をうけることができますよ。。里帰り出産のための交通費などはだめですよ。また、対象にならないのは、リフレッシュのためのマッサージや針、また審美性のための美容整形や、歯科矯正などです。

医療費控除の方法

年収が200万以上と年収が200万円以下で計算の方法が異なります。医療費控除から生命保険からの補填分や高額療養費からの還付金などはひかなければなりません。年収200万円以上の人の医療費控除(上限200万)=年間医療費-保険からの補填-10万円になります。年収200万円以下の人の医療費控除(上限200万)=年間医療費-保険から補填-税金×0.5の計算になります。
申請の方法としては会社員は年末調整で生命保険や地震保険などは控除してもらえますが、医療費控除は確定申告する必要がありますよ。これまでは確定申告するときには医療費の領収書などを提出する必要がありましたが、H29年からは制度か変わり、簡略化することができました。医療費控除の明細書に記入するだけでよくなりました。
但し、領収書などは5年間の保管が必要です。申告の時は会社員の人は加えて給与所得の源泉徴収書を忘れないようにしてくださいね。

セルフメディケーション税制

制度として予防に着眼したセルフメディケーション制度が設けられました。自ら健康であるために予防していくことを推進した制度です。これは薬局などで購入するOTC薬剤が対象となり、年間1万2000円から認められます。
また、上限は88,000円です。これには条件があり、特定健康診査、予防接種、定期健康診断、がん検診を受けている必要があります。医療費控除とセルフメディケーション制度のどちらかを選ぶこができます。