八重歯があることのデメリット
笑った時に八重歯が見えると可愛い、と言われたのは昭和の時代です。当院にも八重歯の悩みを抱える患者様がたくさんいらっしゃいます。現在では、八重歯を可愛いと認識する考え方そのものが薄くなっていますし、八重歯は悪い歯並びの代表ともいえるものなので海外でも人気はありません。そのため、若い世代の歯の悩みとして八重歯の悩みを抱える患者様もたくさんいらっしゃいます。
八重歯は、犬歯と呼ばれるとがった歯が前に出ている状態だと考えている方が多いのですが、正確には、歯が生えている位置が正常ではないことを八重歯と呼んでいます。そのため、奥歯でも前歯でも生えている位置が正常でなければ、それらはすべて歯科業界では八重歯と認識します。
八重歯になる理由にはいくつかありますが、乳歯から永久歯に生え変わる時に生え方の異常が起こってしまうことが多く、あごの骨が小さめの人は歯が生えてくるスペースが狭くなるため、八重歯になりやすい傾向にあるようですね。
お口の中に八重歯があることは、実はたくさんのデメリットがあります。
まず1つ目のデメリットには、歯並びが良くないために歯磨きをしづらいという点です。しっかり磨いているつもりでも、どうしても磨き残しが出てしまい、その結果虫歯や歯周病になりやすくなったり、口臭の悩みを抱えやすくなります。
2つ目のデメリットには、他の歯に負担がかかるという点が挙げられます。もともと犬歯には、他の歯にかかる負担を軽減する役割がありますが、犬歯が八重歯になってしまうと働きが弱くなるため、他の歯に負担がかかりやすくなってしまいますね。その結果、知覚過敏などが起こりやすくなります。
3つ目のデメリットには、お口の中が不潔になりやすいという点があります。犬歯が八重歯になっていると、口を閉じにくくなってしまうため、どうしても無意識のうちに口を開けている時間が長くなりますよね。その結果として、口の中に細菌が繁殖しやすくなり、お口の中の衛生面が悪くなってしまうようです。
八重歯は、歯科医院で治療を受ければすっきりと解消できる若い世代の歯の悩みの一つです。当院には、それぞれの歯科分野に関するスペシャリストが複数在籍しておりますので、矯正治療をはじめとして患者様のニーズに合った様々な治療方法を提案させていただくことができます。どんな治療法でも安心してお選びいただけますので、JR浦和の駅前にある当院まで、ぜひお気軽にご相談くださいね。