入れ歯 自費で作るといくら？

入れ歯には保険診療と自由診療（自費）とがあります。
全額自費で作るのは自由診療のほうで、保険診療では使えない材料や治療技術を用いて非常に満足度の高い入れ歯を作ることが出来ます。
自由診療は高すぎる、贅沢だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、わかっていただきたいのは、本当に質の高い、まったく「別物」と言ってもいいくらいの大きな差が、そこにはあるという事実です。

当院のホームページにも掲載していますが、保険診療では製作工程は２３、自由診療では製作工程５２という手数の差があります。
つまり、それだけ丁寧に手をかけて自由診療の入れ歯は作られているということ。
材料に良いものを使っているのも確かですが、やはり技術者が最新の技術を駆使して完成度の高い製品を作っているというのが一番大切なポイントなのです。
もの作りの観点から言えば、手間暇をかけた丁寧な仕事のほうが確実に良いものが出来るというのは、誰でも納得出来ることですよね。
人の身体の一部となる「歯」を作るのに、最低限のことしか出来ないというのは、やはり保険診療の限界を感じずにはいられない部分なのです。

自費で作る入れ歯が保険で作る入れ歯よりも優れていることは、見た瞬間にわかっていただけると思います。
なぜなら高い審美性＝見た目の美しさを持っているからですね。
歯の色一つ取っても、ご自分の歯の色と変わらない色に仕上げることが出来ますし、歯茎の色も見た目には入れ歯とはわからないくらい美しく仕上げることが出来ます。
並べて見れば一目瞭然で、費用のことを考えなければ誰でもそちらのほうが欲しいとおっしゃるでしょう。
審美の技術もまたどんどん高くなって来ていますから、とても自然で美しい入れ歯が登場しています。

そして、何よりも自由診療の入れ歯が優れている点は、装着感が非常に高いということです。
口の中の違和感は、時に非常に大きな苦痛となります。
入れていて違和感がなく安定性が高い、そして食べ物の味や温度、風味までをちゃんと伝えてくれる入れ歯があるのです。
材料費だけでもかかってしまうので確かに高額になってしまうのはデメリットではありますが、是非よくよく考えてみていただければと思うのです。

入れ歯の実用性や加工法は近年大きく進化しているのに、まだかなり昔の入れ歯の悪いイメージを持たれている方が多いですね。
もっと良く現在の入れ歯事情に触れていただければ、きっと選択肢が一気に拡がることと思います。