入れ歯の保険費用はどのくらい？

当院では、入れ歯は保険診療ではなく自由診療の入れ歯をお勧めしています。
費用は保険診療よりも高くなってしまいますが、それだけの価値あるツールを作ることが出来ますので、最終的にはご満足いただけると思います。

当院のサイトでも掲載していますが、保険診療の入れ歯はあまりにも製造工程が少なすぎます。
これはすべて決められていることで、言葉は悪いですが、これではどうしても最低限のことしか出来ません。
保険診療の製作工程23、自由診療の製作工程52です。
この限界を考えると、どうしても自由診療の入れ歯をお勧めするしかありません。
自由診療と保険診療の入れ歯の仕上がりは、並べて見た時にあからさまな差があります。
かなりな大昔であれば、ここまでの差は出なかったのかもしれません。
ただ、入れ歯を取り巻く技術はコツコツと進化を続けて来ていて、今では画期的な技術がこれだけ生まれているにも関わらず、前時代的なものを患者さんにおすすめすることはどうしても出来ないのです。

当院では入れ歯はホリスティックに基づいて製作を進めています。
ホリスティックという言葉は、最近何かで耳にされている方も増えて来ているかもしれませんね。
ホリスティック（Holistic）の語源は、ギリシャ語の「ホロス（holos）」＝全体性を語源としています。
英語のwhole（全体）という単語もここから派生した英単語ですが、この全体論を医学に取り入れたホリスティック医学というものがあります。
実は難しい話ではなく、根本はとてもシンプルです。
私たちのからだの健康は、いつでも全体的にとらえる必要があるということ。
つまり、頭が痛いから頭だけを診るのではなく、お腹が痛いからお腹だけを診るのではなく、常に全体的にとらえる必要があるということです。
また、ここで言うからだは肉体だけでなく、精神や心などの総称です。
入れ歯を作る上では、失った歯だけを診るのではなく、口の中だけを診るのではなく、はたまた全身の肉体を診るだけでもなく、患者さんの生活や、心の喜び＝美味しく食べること、楽しくおしゃべりすること、歌うこと、笑うこと、人生の様々な事柄まで含めて診ることを意味しています。