携帯用入れ歯ケースを活用しましょう
最近は、入れ歯の携帯ケースもかなり進化して来ました。
銀イオンで臭いやぬめりを取ってくれるもの、陶器製のポット、洗浄剤対応のもの、中には入れ歯だけでなくコンタクトレンズまで除菌するものなど、衛生面に秀でるのはもちろん、デザイン面でも可愛かったりスタイリッシュだったりと様々です。
高価なものは、単に持ち運ぶだけのケースではなく、携帯超音波洗浄機の機能などを搭載した高性能な機器になっています。
これなら旅行に行くのも楽しくなりそうですよね。
昔は、旅行に行って夜入れ歯を外し、旅館のコップに入れておいたら、翌朝同室の皆さんが同じことをされていて、どれが自分の入れ歯か探すのに一苦労したというお話もありました。
そんな時には自分専用の入れ歯ケースがあれば便利ですよね。
若い方の場合、あまり人に知られたくないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、化粧品のコンパクトのようなデザインのものもたくさんあるので、持ち歩いても違和感はないかもしれません。
紫外線ランプ(UV-C)で除菌するケースなどは、貴金属の除菌まで出来るそうですよ。
入れ歯から指輪まで・・・なんともすごいアイテムです。
例えば夜間、携帯ケースに入れておけるということは、寝ている間も自分の身近に入れ歯を置いておけるというメリットがあるかもしれません。
過去の事例として、自然災害時の入れ歯の紛失によるご不便は多大なものでした。
入れ歯はとても大切なご自身の体の一部ですから、いつでもしっかり守ること、身近に持っていられることは、気づきにくい事ですが大事なことです。
特にお出かけになるご予定がない方でも、入れ歯の携帯ケースは1つは持っておくと便利かもしれません。
ひとつ注意点があるとすれば、入れ歯は外している時は必ず水の中に入れておく必要があるということです。
入れ歯は乾燥が大敵ですから、変形などしないよう保管して下さい。
ケースに入っていれば良いというものではないので、きちんと洗ってお手入れして、水の中で保管してください。
ずっと外したままでいるとしても、水は適度に交換して下さいね。
また、入れ歯をしっかり洗っていても、ケースが不衛生では意味がありません。
定期的にケース自体も洗うこと、機能上洗えないようなものはいささか困りますが、入れ歯を保管する部分にカビや汚れなどが発生しないように十分注意して下さい。
残念ながら、水は腐るものです。
常にケースは清潔にして、きちんと乾燥させてから使うようにすると良いでしょう。