入れ歯 悩みはつきませんね
入れ歯の悩みは人それぞれ、口の中の問題はどんなに些細な事でもご本人にとっては非常に大きなことです。
そして、どんな風に困っているのか、どんなに辛いのかについて、なかなか他人には説明しにくい、分かってもらいにくい歯がゆさもありますよね。
そうした悩みは、患者さんから寄せられる相談の中から読み取ることが出来ます。
そんなにも多くの方々が毎日のように悩んでいらっしゃるのであれば、問題は少しでも早く解決出来るよう努力しなければいけませんよね。
まず、付けていて身体のどこかに痛みがある、外れてしまいやすいといった悩みは、入れ歯の精度の問題に他なりません。
きちんと合う入れ歯に変えることで、こうした物理的な悩みからは解放されるでしょう。
その他、入れ歯に関する悩みで非常に多いのは、やはり食事に関することです。
自前の歯ではありませんから、どんなにフィットする入れ歯を作っても、やはり噛みにくいものが存在するのは事実です。
でも、みなさんが考えていらっしゃるよりも、今の入れ歯の精度は高いのです。
当院では入れ歯で噛めるようになったものをチェック表でチェックしながらメンテナンスをしていますが、入れ歯の精度が上がれば、解決出来る問題があきらかに増えることも事実です。
風味がわからない、温度を感じないといった悩みも、入れ歯自体の構造を選ぶことでちゃんと解決出来る時代です。
次に多いのは会話の悩みですね。
入れ歯をするようになってから何度も相手に聞き返されて、すっかり会話する気分ではないという方もいらっしゃいます。
合わない入れ歯の典型例ですが、発音の中で「さしすせそ」と「たちつてと」は舌の動きと上の歯、上あごの連動で起こす音なので、合わないとうまく発することが難しくなります。
100%元通りの発音が出来るとは申し上げられませんが、入れ歯のフィット感を上げることと、その入れ歯での発音練習をすることである程度改善をすることは十分可能です。
もうひとつは、入れ歯を入れている時の見た目の悩みです。
表情がこわばってしまったり、顔が歪んでしまったりするのは、入れ歯がその人に合っていない証拠。
精度を上げて作り直せば解決する可能性が高いですが、入れ歯の金属が見えてしまうとか、あまりにも不自然な歯茎の色や歯の色が気になって人前で口を開けられないといった悩みも多いですね。
留め金なら無いものを選んだり材質を歯に似せた素材に変えたりすることで見えないようにすることも出来ますし、色はデザインで自然に見せることも出来ます。
方法はいくつかありますから、いろいろな提案をしてくれる歯科医院を選ぶことも大事です。